DIYや自作パソコンの組み立て、電子機器の分解等で、ドライバーを使う機会が非常に多くなってきました。そうした作業中に厄介だと感じるようになったのがネジ回しです。
このネジ回しを楽にするために、ベッセルの小型電動ドライバーの220USB-1を購入したので、レビューしたいと思います。
220USB-1の仕様
定格電圧 | DC3.6V | |
定格容量 | 800mAh | |
無負荷回転速度 | 280min-1 | |
最大出力トルク(電動) | 2N・m | |
最大耐久トルク(手動) | 10N・m | |
重量(本体のみ) | 160g | |
環境温度範囲 | 充電時 | 0℃~+40℃ |
動作中および保管中 | 0℃~+45℃ | |
内蔵バッテリー | Li-lon | |
セル数 | 1 | |
充電時間 | 約60min | |
充電回数 | 約500回 | |
充電ポート | microUSB Type-B | |
騒音 | 66.1dB | |
振動値 | 0.421m/s2 | |
入力電圧(最大) | 5V DC | |
入力電流 | 1A |
220USB-1の開封、外観チェック
購入したのはベッセルの220USB-1という電動小型ドライバーです。ベッセルについて知らない方もいるかと思いますが、工具メーカーとして昔から名が知れた存在です。もちろん日本メーカーです。
なお、220USBには、ビットが1本付属している、220USB-1と、ビットが5本付属している、220USB-5があります。
220USB-1の同梱物です。左から、「説明書」、「ドライバー本体」、「ビット」、「USB充電ケーブル」です。ACアダプターは同梱されていませんでした。
なお、220USB-5の場合はACアダプターが同梱されています。
充電用のUSBケーブルです。MicroUSBで繋ぐタイプになります。
実際に使用してみた
220USB-1の充電は保護キャップを外し、USB充電ケーブルで充電します。
モバイルバッテリーからも充電できます。また充電中はLEDが赤色に点灯し、充電が完了すると緑色に点灯します。
先端の赤いスリーブを引き上げ、ビットを挿入します。挿入されたビットは自動的に固定されます。
仮締め(早回し)する際は中央にある赤いスイッチをスライドさせます。正転(前方へスライド)で右回転、逆転(後方へスライド)で左回しになります。
最後は本締め(手締め)をします。手動でねじを締めたり、ゆるめたりするので、その際は赤いスイッチに触れないように注意します。
キーボードのrealforceを分解したかったので、ちょうどいい機会だと思い、220USB-1の試運転をしてみました。画像はrealforceの基盤ですが、基盤を外すために、ネジを10本以上緩める必要があり、手動だとかなり手間がかかります。
手動で回してたときの苦労はなんだったのかと思うくらい、簡単に基盤を外すことが出来ました。
後継機種「220USB-P1」
現在、220USB-1の後継機種、「220USB-P1」が販売されています。「220USB-P1」の特徴をまとめると、以下の通りです。
- 用途に合わせて回転数とトルクを3段階で切替可能。
- 強化ギア&ハウジングで、強度20%アップ。
- 充電ポートにUSB Type-C採用。
- 落下防止コードを取り付け可能。
旧モデルに比べて、利便性はかなり向上しているので、「220USB-P1」もおすすめです。
まとめ
ベッセルの電動小型ドライバー、220USB-1を実際に使ってみた感想ですが、想像以上に便利だと感じました。
完全にワイヤレスなので、煩わしさもないですし、思ったよりも軽く、作業しやすかったです。手動での煩わしさから解放されたので、本当に買ってよかったと思いました。