相手の声を録音できるボイスレコーダーは会議やセミナーで昔から重宝されています。ただ、唯一の欠点が文字起こしの面倒さです。
ボイスレコーダーで録音した音声を聞きながら、それ文字に起こしていくのは苦痛以外のなにものでもないです。
その文字起こしの面倒さを一気に解説してくれるのが今回レビューする「AutoMemo R」です。
本記事はソースネクストより商品を提供していただき、記事を作成しています。
AutoMemo Rの仕様
本体サイズ | 高さ104mm / 幅46mm / 厚さ15mm | |
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メモリ(ROM) | 4GB | |
ディスプレイ | 240×320px | |
電池 | 種類 | リチウムイオン電池 |
容量 | 1400mAh | |
定格電圧 | 3.8V | |
ワット時定格量 | 5.32Wh | |
動作保証温度 | 0℃~40℃(結露なきこと) | |
保存温度 | -20℃~45℃(結露なきこと) | |
外部接続 | Wi-Fi | IEEE802.11b/g/n 2.4Ghz(1~14ch) 5Ghz (利用不可) |
外部デバイス | 充電端子:USB Type C | |
入力端子:3.5mm/3極マイクジャック | ||
出力端子:3.5mm/4極イヤホンジャック(マイク利用不可) | ||
付属品 | USB Type-C ケーブル | 入力電圧:5V入力電流2Aまで |
ACアダプタ | 入力電圧:AC100-240V(50-60Hz) 出力電圧:5V電流(1Aまで) | |
その他 | 録音ファイルフォーマット | OPUS(AutoMemo Home経由でmp3として取り出し可能) |
サンプリング周波数 | 16000Hz | |
量子化ビット数 | 16bit | |
最大保存可能時間 | 65時間 |
他製品との比較表
ソースネクスト AutoMemo R | ソースネクスト AutoMemo S | iFLYTEK VOITER SR502J | iFLYTEK SR302PRO | iFLYTEK VOITER mini A1J | ||
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価格 | 13,860円(税込) | 19,800円(税込) | 59,900円(税込) | 39,600円(税込) | 9,900円(税込) | |
機能 | 録音 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
再生 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | – | |
文字起こし結果の確認 | 〇 | – | 〇 | 〇 | – | |
文字起こし結果の検索 | 〇 | – | 〇 | 〇 | – | |
録音データの分割 | 〇 | – | – | – | – | |
データの保存先 | オートメモクラウド | オートメモクラウド | クラウド | 内蔵メモリ | 内蔵メモリ | |
共有 | クラウドストレージ メール送信 | クラウドストレージ メール送信 | – | – | – | |
文字起こし結果の確認対応言語 | 72言語 | 72言語 | 日本語・英語 | 日本語、英語、中国語、韓国語、ロシア語 | 日本語、英語 | |
電源 | 充電 | 充電 | 充電 | リチウム電池 充電(PC接続) | 充電 | |
外部接続 | wi-fi、Bluetooth | wi-fi、Bluetooth | 4G、wi-fi、Bluetooth | オフライン | Bluetooth | |
データ容量 | 内蔵(ROM)16GB クラウド無制限 | 内蔵(ROM)4GB クラウド無制限 | 内蔵16GB クラウド10GB | 内蔵32GB | 内蔵32GB |
競合製品との比較です。競合となるのが、iFLYTEKの製品です。主な違いは文字起こし結果の確認対応言語です。ソースネクストでは72言語と対応言語は圧倒的です。
「iFLYTEK VOITER mini A1J」は再生不可能なので、ボイスレコーダーとしての機能がありません。「AutoMemo R」は再生できるボイスレコーダーの機能があって、それでいて文字起こしができるのでお得感があります。
また、AutoMemoには「AutoMemo R」と「AutoMemo S」の2種類があります。「AutoMemo S」はハイエンドという位置づけで本体だけで文字起こし結果の確認ができたりと多機能です。さらに、タッチディスプレイ搭載なので操作性も上です。
AutoMemoは厳密にいうとスマホアプリ版が存在するので3種類存在します。スマホアプリ版は専用機に比べると集音性能が劣ります。
文字起こし料金プラン
お試しプラン | 月額プラン 自動更新 | 年額プラン 自動更新 | 100時間チャージ | |
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料金 | 無料 | 1,480円/月 初月無料 | 12,800円/年 月額プランより4,960円お得 | 14,000円 |
文字起こし時間 | 1時間/月 | 30時間/月 翌月への繰越しは不可 | 30時間/月 翌月への繰越しは不可 | 100時間 1年有効(期限内であれば翌月へ繰り越しは可能) |
お支払い方法 | – | オートメモAppでのお支払い:App Store、Google Play オートメモ Home/Sでのお支払い:クレジットカード ※100時間チャージのみ、請求書払いが可能 |
月1時間の文字起こし時間であれば、料金は無料となります。課金をすると月30時間へ増やすことが可能です。また、100時間チャージの買い切りタイプもあります。
AutoMemo Rの外観
「AutoMemo R」のパッケージです。
付属品は下記のようになっています。
- 本体×1
- ACアダプタ×1
- 充電ケーブル×1
- スタートガイド×1
- 取扱説明書×1
- 製品登録カード×1
本体は上部にディスプレイ、下部に操作パネルが配置されています。白と黒のコントラストが印象的です。
高さは104mm、幅は46mmです。
厚みは15mmです。傾斜がついているので、その分厚みが若干増しています。
ディスプレイは240×320pxの解像度となっています。残念ながらタッチディスプレイは非対応です。
マイクとスピーカーです。集音する際はマイク部分をふさがないように注意が必要です。
端子類がまとめられています。充電する際はこのUSB端子を使用します。
基本的な操作はディスプレイの下に配置されている操作パネルから行います。
電源ボタンや録音スイッチはすぐに操作しやすいようにサイドに配置されています。
重さは実測で68gです。非常に軽いです。
AutoMemo Rの使い方
録音方法
「AutoMemo R」の録音スイッチをスライドさせると録音が開始されます。録音中は中央のLEDが赤く光ります。なお、電源が入っていない状態でも録音スイッチをスライドさせると自動的に電源が入り、録音が開始されます。
録音スライドを元に戻すとLEDが消灯し、録音が停止になります。
録音されたデータは一覧画面に表示されます。またWi-Fiに接続していると、録音データはオートメモクラウドに保存されます。
再生方法
「AutoMemo R」にはボイスレコーダーとしても機能もあるので、本体から音声を再生できます。
録音データを選んで決定ボタンを押すと再生されます。音量や再生速度も変更可能です。
イヤホン端子にイヤホン等を接続して、音声を聞くこともできます。
文字起こし方法
文字起こしをするには「Automemo home」というWEBアプリが必要です。ダウンロードではなく、WEBブラウザで起動するタイプとなります。文字起こしのほかに以下のような機能があります。
- 自動話者分離
- テキスト/話者編集
- 共有機能
- その他今までのAutoMemoにある機能
- 要約機能(今後実装予定)
Wi-Fiに接続すると自動的に音声ファイルはクラウドで送信され、文字起こしされます。
文字起こしの結果です。誤字脱字があった場合、編集で修正することが可能です。また、音声データやテキストデータのダウンロードも可能です。
テキスト化できる残り時間の確認やプラン変更も可能です。
まとめ
ボイスレコーダーで録音データを再生して、それを自分で文字起こしするのは本当面倒でした。
「AutoMemo R」を使うと、その面倒さが軽減されるので、会議やセミナーに出席する頻度が高い方は導入を検討してみてはいかがでしょうか?